賃貸アパートの空間を利用したい
我が家は賃貸アパートなのですが、脱衣所(洗面所)に勿体ない空間が存在します。下記のように洗濯機の上など縦空間にスペースが有り余っています。脱衣所には収納が少ないので、何とかここに収納スペースを作りたい。DIYで収納棚を作ってみることにしました。
用意するもの
建物によって寸法は異なるのであくまで私自身が使用した際の木材、または寸法を記載しています。ご自分でDIYしてみたい方は寸法計測の上、適切な材料をお買い求めください。
1×4の木材
収納棚のメインとなる木材は1×4のSPF材を使用します。近くのホームセンターで入手するのが安い方法です。SPF材は加工しやすい反面、木材が曲がっていることが多いので選定する際はしなりや曲がりが少ない木材を選んで購入してください。
- 1510mm×3本(天井棚)
- 1800mm×6本(中央の柱)
- 650mm×3本(洗濯機の上の棚)
2×4の木材
後述の2×4アジャスター用の木材です。突っ張り棒として使うので1本あれば十分です。ハンドソーだと切断するのにえらい時間がかかります。なるべく使いたくないw
- 310mm×1本(後述のアジャスターを使うため実際の高さより95mm短いです)
木ダボ
100均で販売されていた木ダボを購入したのですが、40mmと長かったwww
木ダボの穴を開けるためのダボ錐(後述)は11mmの穴まで掘削可能なので半分に切って使用しました。amazonなどでは最初から20mmの木ダボが売られているので、そっちを購入するのも手です。
また、木ダボの直径は6mmのものを使います。8mmの木ダボも存在するので間違え無いようにしましょう。
2×4アジャスター
収納棚を固定するために使います。賃貸アパートなので壁に穴は開けられません。このアジャスターを使うと壁や天井を傷つけることなく、棚を固定することができます。
工具類
基本、好きなものを使えばいいと思いますが、私の使っているおすすめ工具を紹介します。あると便利です。また、最近は100均の品揃えも豊富なのでダイソーあたりで一通り揃えることも可能です。
電動ドリル
日立の電動ドリルを愛用しています。コードレスだと作業場所を選ばないので便利です。
いつのまにかブランド名が「HiKOKI」に変更されていますが仕様は一緒みたいです。
定規(曲尺)
木材に対して直角に線を引きたいときに重宝します。その他様々な用途があるので曲尺(かねじゃく)は1本あると便利です。
ノコギリ
電動丸のこ欲しいなぁ。木材をカットします。本数が多ければ多いほど切断に苦労するのですが日曜大工レベルだと電動工具を購入するかいつも悩むんですよねw
木工ボンド
木材の接着には木ダボと木工ボンドを使用します。木ダボだけでは接着力が弱いのでボンドを必ず使用しましょう。意外にボンドは接着力が強いです。
水平器
棚の水平、柱の直角を出すのに大活躍します。設置角度は棚の強度にも関係しますので安いものでも構いません。一つ用意しておきましょう。
ツーバイフォー定規
もっと早くに買っておけば良かった超便利工具です。1×4にも対応します。この定規を使えばほぼ正確に木ダボの穴の位置をマーキングできます。ダボ穴が合わなくて接着できねぇじゃねーかゴルァ!みたいなことが減ります。多分。
6角軸ダボ錐(ダボ穴を開けるドリルピット)
通常のドリルピットでもダボ穴を開けることは可能ですが、このダボ錐はストッパーが付いているので穴の長さが常に一定です。非常に便利。ツーバイフォー定規とセットで揃えておくべきベストバイ工具です・・・!
6mmの木ダボを使うので、ダボ錐も6mm用をチョイスしました。
プラハンマー
木ダボをダボ穴に挿入するときに使います。
作成方法
木ダボの使い方
接着する木材を揃えて線を引きます。今回の棚は1×4の木材を3つ接着します。曲尺を使うと直角に線を引けるので簡単です。
線がズレるとダボ穴の位置もズレるのでご注意ください。クランプなどで固定しておくと作業しやすいかもです。
ツーバイフォー定規を使って先ほど引いた線に合わせてダボ穴の「印」をつけます。
下記のように正確にダボ穴のマーキングを記すことができます。ヒャッハーーーー
んだらばダボ錐でダボ穴を開けて・・・
木工用ボンドで接着面を塗って・・・
ダボ穴をプラハンマーで挿入します。(木ダボの上にもボンドを塗ってあげてね)
線の位置がズレてんじゃねーかwww
これを繰り返して3枚接着していきましょう!
ダボ穴の位置は木材が短いのであれば両端の2か所で十分だと思いますが、長い場合は3か所以上を検討しましょう。
棚の設置
木ダボを使って接着した3枚の板をそれぞれ柱と棚として仮設置します。水平器でおおよその位置を出したら木ネジで固定します。
これだけだと棚は前に倒れてきます。事故を防ぐために天井と、棚を固定する「柱」があると安全性が向上しそうです。突っ張り棒ですね。
2×4アジャスター設置
突っ張り棒になるアジャスターを設置していきます。LABRICOの製品を開けると2×4木材を固定するためのアジャスターが上下ありますのでこれを木材に嵌め込みます。
ちなみに木材の高さは、実際の高さから95mmを引いた長さです。
かんたーーーん。あとはこいつを棚の上部に設置します。
前面転倒を防ぐための突っ張り棒を設置しました。直角に固定したいので水平器を使って・・・
うむ。大体直角ですね。位置が決まったら・・・
アジャスター上部のネジを回して「突っ張ります」。
棚を軽く揺らしてみて前に倒れないようならOKです。時間経過と共に緩む場合もあるようなので後日増し締めしてあげてください。
収納棚の完成
Before
収納が無く不便だった洗面所が・・・
After
なんということでしょう。自作棚によって収納力が向上しています!もうちょっと棚が欲しいところ。
そして未塗装ですが木目がオシャンティー。
棚の位置はちょうど左の洗面台の高さに合わせました。ある程度は洗面台が荷過重をカバーしてくれるはず。
改善点
- 柱は全て2×4でも良かったかも(スペースを優先してしまった)
- 柱は中央にもう1本欲しいかなぁ・・・
- なので荷過重は少なめ(思いものは置けません)
- 洗面台と洗濯機の隙間の収納を考える(キャスター付きの棚を作るか?)
まとめ
- 隙間収納にはDIYによる収納棚がおすすめ
- 2×4アジャスターは突っ張り棒として簡単で優秀
- 荷過重は大きくないので思い荷物は置けません
- 床や壁の色に合わせて塗装してみてもいいかも
木ダボ&1×4を使えば、比較的簡単に収納棚を作れるので、収納にお悩みの方、ぜひチャレンジしてみてはどうでしょうか?
自分が住んでいる物件に合わせて、レイアウトを自由に考えられるのがDIYの醍醐味です。
安全面に注意しつつ楽しい木工ライフを送りましょう。
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