メイン水槽が過密でやばい
我が家のメイン水槽(横51cm)は外付けフィルターを愛用していました。
導入当初はこの小さいフィルターでも水槽内の環境は上手くいっていたのです。
しかし、2020年9月現在の生体数は以下の通りです。
- カージナルテトラ×3
- コリドラス・ステルバイ×1
- ラミーノーズ・テトラ×1
- 青コリ×3
- コリドラス・パンダ×2
- ミナミヌマエビ×約20
- 【NEW!】赤ヒレ×5
ろ過が間に合わない(迫真)
▼テトラの試験薬で簡単な水質検査を行ったところ酸性に傾きすぎてます・・・
ってことで大人しくエーハイムのクラシックフィルター2213あたりを買えば早いのに、なぜか外部フィルターを自作することにしました。
外部フィルター構成図
簡易ですが構成は以下の通りです。
水槽から塩ビ管を通って外部タンクに水を送り、タンク内の水中ポンプで水を揚げて水槽に戻す仕組みです。
ほぼエーハイムと同じ仕組みなんですけどね~ww
用意するもの
ダイソーのウォータージャグ
300円の商品です。
買ったはいいものの、使わずに埃を被っていました。
これを外部タンクとして使います。
エーハイム コンパクトオン1000
水中ポンプとしてある程度、揚水能力があるものが必要です。
この商品の最大揚程は1.4Mです。
我が家の環境ですと外部タンク~メイン水槽の高低差は1Mくらい。
パワーは申し分ありません。
ちなみにPF-201は揚水能力が低すぎてダメでしたwww
東日本で使う場合は50Hz、西日本なら60Hzの商品を選択してください。
塩ビ管
ホームセンターで購入しましょう。
サイズはVP13で一番小さなサイズを選択しました。
切断用のパイプカッターもあると便利です。
継手その他部品
塩ビ管の接続用に継手も用意しておきます。
以下の個数が必要です。
- 【水槽側】L字継手×5
- 【水槽側】ボールバルブ×2
- 【水槽側】ストレーナー
- 【ジャグ側】TSインサートWL13×1
- 【ジャグ側】TSインサートVS13×1
- 【ジャグ側】パッキン(内径22mm)×1
どれもホームセンターが入手しやすいと思います。
ホース
外部タンクと水槽を接続するのに使います。
全て塩ビ管で接続しても完成できるとは思いますが、定期メンテの清掃などでは柔軟性があると楽だと思いますので採用しました。
今回使用する塩ビ管(VP13)には内径18mm×外径21mmの透明ホースを採用。
塩ビ管に接続してみてちょっとキツイくらいが良いサイズです。
ホームセンターで切り売りしています。
▼こんな感じでポンプとの接続もジャストフィットします
抜け防止のためのクレセントクランプ×4も購入しておきましょう。
シリコンシーラント
外部フィルターを自作する上で一番重要なパーツになります。
とにかく水漏れが怖いので、ありとあらゆる隙間をコーキングする必要があります。
ホームセンターでコーキングガンと一緒に用意しておきましょう。
ろ材
ろ過機には欠かすことのできない「ろ材」を用意しましょう。
色々と種類がありますが、以下の種類に合わせて用意すればOKだと思います。
おすすめはメンテが容易なネット入り商品です。
物理ろ過
ろ過ウールがダイソーで売ってるので安上がりです。
なければお好みのろ材を。
生物ろ過
多孔質の素材を選べば有害物質を分解するバクテリアが定着しやすいです。
なお、Seriaなどでゼオライトも売ってるので100均が近くにある人はそっちが安い!
私は軽石も追加しました。
化学ろ過
私の場合は炭をぶちこんでみました。
安定のSeria商品です(え
その他
円柱型の洗濯ネット、鉢底ネット、猫除けマットがあると便利です。
どれも外部タンク内の仕切り用として活躍します。
電動ドリル、半田ごては穴あけで使うので用意しましょう。
外部フィルターの作成
ウォータージャグ
塩ビ管用の取水口を取り付ける
既存の蛇口は不要なので取り外します。
▼ネジ式なので簡単に外れます
▼ここに塩ビ管を接続するためのパーツを取り付けます
- 【取水側】TSインサートWL13×1
- 【取水側】TSインサートVS13×1
- 【取水側】パッキン(内径22mm)×1
ネジ式なので難しくありません。比較的簡単です。
排水側の加工
次は水中ポンプの排出管の穴をジャグの上側に開けていきます。
電ドリでおおまかに穴を開けて半田ごてで拡張します。
ちょうど良い大きさになったら「バリ」をカッターなどで綺麗に取っておきましょう。
▼電源ケーブルを通す穴も必要です
▼水中ポンプをジャグの上蓋の下部分から接続します(電源コードも通してね)
▼シリコンシーラントで塗りたくる!
▼下側も徹底的に塗るんだ。いいね?(でないと水漏れします)
配管
外部タンクの接続
外部タンクとの接続はホースでお手軽に。
クレセントクランプを忘れずに入れておきましょう。
取水口と排水口の配管作成
塩ビ管のストレートとL型継手、ボールバルブを組み合わせて作成します。
接続には専用の接着剤があると安心です。
接着剤が乾くまで丸1日は乾燥させておきましょう。
▼排水側にはシャワーパイプを作成(電ドリで穴を均等に開ける)
水槽に設置したら外部タンクと同様に、ホースをクランプを使って接続します。
これで配管部分は完了です。
ろ材の設置
以下の順番でろ材を入れていますが、ここはお好みで。
- 鉢底ネット(仕切り)
- ろ過ウール
- 活性炭
- ゼオライト
- 【洗濯ネット】軽石
- ろ過ウール
- 猫除けマット
猫除けマットで外部タンク内の底部にスペースを作り、水槽からの水が詰まらないように工夫しています。
▼軽石は洗濯ネット(円柱型)に入れて掃除しやすいように
これで外部フィルターの作成は完了しました。
次はいよいよ稼働させてみます。
外部フィルター稼働
水中ポンプがつよつよwww
ボールバルブで水量を調整できるのでもうちょっと弱めにした方がいいかもしれません。
▼pHテストも無事、弱酸性に戻りました
問題点
この外部フィルター・・・1つ問題点がありまして、始動時には呼び水が必要のため、チューブに口を付けて水を吸う必要がるんですよねぇ・・・
▼一般男性がホースから水を吸う図
まぁこれは許容できる範囲でしょう(え
実際は水漏れの方が大問題です。
いつ水漏れするか分からないので水受けは必要ですし、定期的に観察する必要がありますwww
【参考】動画で解説
動画だと失敗(水漏れ)も説明していますwww
まとめ
- 外部フィルター自作は楽しい
- 水漏れに苦労するのでシリコンは徹底的に塗ること
- 自作は精神的なストレスを常に抱えるため、心の安寧を求める人には向かない
- 水中ポンプは揚力がある程度強いものを選択すべし
最初からエーハイム買っておけばよかった
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