テレビ台の乱雑っぷり
テレビが大きすぎることもあり、テレビ台(おもちゃ収納台)がゴチャゴチャとしていて美しくありません。そもそもコタツテーブルも汚い。
テレビを壁に設置できればおもちゃ台の上がスッキリしそうです。
賃貸アパートでも壁に傷を付けずに棚を設置できる「LABRICOの2×4アジャスター」を使ってDIYで「テレビの壁掛け」に挑戦したいと思います。
ちなみに使用するSONYのテレビは以下の記事で紹介しています。
必要なもの
テレビの壁掛け金具
AmazonおすすめのPERLESMITHのテレビ壁掛け金具です。
ですが結果的にそのまま素直にテレビを設置できませんでしたwww(後述)
中国製ということもあり、製品自体に荒い部分が多かったので品質重視の方にはおすすめできない製品ですw
32~70インチのテレビに対応、荷過重は60kgまでです。VESA規格に対応しているのですが結論的にはVESA規格ではない「KJ-43X8000G」は適合しませんでした。
2×4アジャスター@2個
LABRICOの突っ張りツールです。最近こればっかり購入してますwww
2SET PACKなんて売ってるんですね。便利!
木材(2×4)
- 2300mm×2本(柱)
- 1200mm×6本(壁)
テレビを壁掛けするためだけの最低本数です。壁は3本でも可能ですが、強度的にもう少し欲しかったので2倍の6本構成で作成することにしました。
予め床から天井までの長さを計測して2×4アジャスター分(95㎜)を引いた長さをメモしておきましょう。壁材はテレビの横幅が約970mmなので左右に+100mmスペースを取り1200mmとしています。
ホームセンターで購入すればカットサービスを利用できます。あれば家で切断するより便利なのでぜひ利用しましょう。
工具類
壁掛け金具の取り付け、2×4材の組み立てに使用します。
電動ドライバー
ネジは家にあったコーススレッドを使いました。ほぼネジを使わずに済むのですが、要所要所でネジ留めしたほうが強度的に安全です。
ボンド
ダボ錘
以下の記事でダボ錘、木ダボの使い方を解説しています。ご参考までに。
木ダボ
ツーバイフォー定規
六角レンチ
壁掛け金具を壁(2×4材)に固定するために「13mm」の6角レンチが必要です。ソケットは6角タイプがおすすめですが12角タイプでもOKです。
プラスドライバー
家にあるプラスドライバーを使ってください。
組み立て
壁を作成
2×4材(壁)を6本、木ダボで繋げて「壁」を作ります。
木ダボの使い方はこちらの記事を参考にしてみてください。
ボンドが乾くまで1日放置します。
2×4アジャスター取り付け
アジャスターを2×4材(柱)に取り付けます。
天井側
床側
壁と柱を接続する
柱を立てる前に壁と柱を接続します。理由としては2×4の壁が重すぎたためですwww
材料を床に寝かせて木ダボとコーススレッドで固定させました。木ダボだけだと強度的に不安なのでネジを柱の横からねじ込みましょう。事前に電動ドリルで穴あけしておくと木材が割れません。
2×4材は厚み( 38mmx89mm )がありますのでコーススレッドを購入するときはネジの長さを考慮してください。私は90mmのネジを使いました。
柱を立てる
2人で作業必須です。めちゃ重い。
垂直であることを確認して・・・(水平器は壁掛け金具に付属しています)
アジャスターのジャッキを回して固定させましょう。
壁掛け金具の組み立て
箱を開封すると以下の付属品が。水平器、HDMIケーブルまで付いてます。 使わないけど 豪華!
工具は一切入っていないので「用意するもの」を参考にしてみてください。
壁に固定する板を組み立てる
まずここで問題が1つ発生します。左と右の板をネジ留めするんですが・・・
ネジ穴がズレてるぅーーーーーーーーー!!
さすが「Made in China」www
何とか強引にドライバーでネジを回して固定します。
次はテレビ側に金具(ブラケット)を付けていきます。
テレビにブラケットを付ける
KJ-43X8000Gの足は下側にネジが付いています。ドライバーで左右4か所外しましょう。
テーブルに毛布を敷いて寝かせて作業すると安全です。
付属の「3穴スペーサー」と「M6ネジ」で固定します。
固定するのは下記の取り付け穴。ちなみにVESA規格ではございません。
横幅が10cm程度しか無いことが後に悲劇となるのですが、この時の私は全く気付くことはありませんでしたwww
こんな感じになります。
次はいよいよ壁掛け金具を2×4の壁に取り付けていきます!
壁に金具を取り付ける
ラグボルトとワッシャー
太ッッッッッwww
2×4材(38mm)を余裕で貫通します。
壁とのクリアランスが無い場合、壁を傷つけるのでご注意ください。
私の場合はギリギリでしたw
ボルトが不良品でした
成型が雑www
目印をつける
壁の木材は幅が1200mmなので半分の600mmに金具の中心部分がくるように設置します。
4か所をラグボルト&ワッシャーで固定するので水平を測りつつ、鉛筆などで目印を付けておきます。
ちなみにこの時点でも未だに悲劇に気づいておりませんwww
下穴を開ける
ネジ留めする前に、下穴(直径5.5mm)を事前に開けておきます。このラグボルトの太さだと下穴無しでは余裕で木材が割れると思いますw
下記のように予め、ドリルビットが木材の厚み分の長さになるようにテープで目印を付けます。こうしておけば、ドリルで壁を傷つける事故が減ります。
金具を壁に固定する
固定完了は以下の写真のようになります。悲劇に気づけ俺www
次はいよいよテレビを壁にくっつけます。
テレビの角度調整
取り付け前に、ブラケットの金具を調整して向きを調整できます。ただし、テレビは下向きにしか調整できません。おおよそ下向きに7度調整可能のようです。
私の場合、いままでのテレビ位置よりも高い位置にテレビを壁掛け設置するので全力で下向きになるように調整しました。結果的にはちょうど良い傾きで満足です。
そして調整しながらここで「あること」に気づきます・・・・
あれ・・・金具の位置、近すぎじゃない・・・・?
テレビの金具の幅
約75mm・・・・
壁側の金具の幅
約80mm・・・ここにテレビ側の金具が左右にハマるということは・・・
テレビ側の金具と壁側の金具が衝突してしまう
テレビ側の金具取り付け穴間隔が狭いので、壁側の金具の中央部分と接触しましたwww
そもそもこの壁掛け金具、横幅は最小200mmと記載されていました\(^o^)/
壁側の金具の部分を削れば入りそうですが、面倒だしなぁ・・・
苦肉の策
テレビ側のブラケットがちょうど真ん中の金具に干渉するので、金具を横へ移動させてブラケット部分が赤丸の位置になるように調整しました。
金具の構造上、テレビが左側から落ちるということは無さそうですが、あくまでメーカー側が想定している設置方法ではないのでご注意ください。
そして2人がかりでテレビを壁の金具に上から引っ掛けるようにして設置します。
最後にブラケットから伸びているケーブルを下に引っ張りながらテレビの下側を壁側に押し付けると「カチッ」と音がしてロックされます。
お疲れさまでした。
壁掛けテレビの完成
Before
テレビ周りがゴチャゴチャしていましたが・・・・
After
なんということde・・・
あれ?
あまり変わってない?www
モノは多く置けるようになりましたが、そもそもモノを置かないようにしないとですね・・・
上空間にはまだ棚を設置できるので、収納を更に作成してみようと思います。
正面
正面から見るととても良い景色になりました。
ちょうど床からテレビの下部分までの距離が90㎝くらいです。
ソファーからの眺めが最高のポジションとなりましたwww
真横
壁からテレビ前面までの距離は約19cm。
あまり気にはなりませんが、壁に直接設置では無いので割と離れています。
壁と2×4材の間は約3cm。ケーブル類を通すことが可能です。
配線
横刺しはスペースに余裕がありますが、背面刺しは2×4材に干渉します。
大型コネクタは接続が困難です。L字型コネクタなどをおすすめします。
費用合計
2×4(8feet)のSPF材が単価700円弱くらい。壁材は余っていた木材を再利用したので費用に含めず。
私の場合は約6,000円でテレビの壁掛けがDIYで実現できました。
金額(税込) | |
壁掛け金具 | 2,699円 |
2×4アジャスター@2個 | 1,810円 |
木材(柱) | 約1,400円 |
工具類 | 0円 |
壁材の2×4(8feet×3本)も購入するなら合計8,000円弱くらいで実現できるかと思います。
(予算は少し多めで1万円くらい取っておいたほうがいいですw)
まとめ
- テレビの壁掛け金具は購入前に適合と寸法をよく確認しようwww
- 賃貸でもLABRICOのアジャスターを使えば壁掛けテレビは可能
- 壁掛けテレビは縦空間を有効に使えるので収納に困ってる方におすすめ
壁掛け金具を買う前に、取り付けできるか必ず確認しよう!
適当に勢いで購入するとトラブりますwww
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