【Raspberry Pi 4】カードサイズのPCで遊ぶ:03:ファイルサーバーを構築する

Raspberry Pi

SSH有効化

前回でケース組み立てまで完了しました。

本格的に弄っていく前にSSHを有効化しておきます。

コマンド(CLI)で設定変更する方法もありますがGUIが簡単でした。

▼「ラズパイマーク」>「設定」>「Raspberry Piの設定」

▼「インターフェイス」>「SSH:」を「有効」に変更して「OK」

ラズパイでSSHが有効化しておけば、他のPCからリモートでアクセス可能になって便利になります。

ちなみに初期のユーザー名は「pi」、パスワードは初期設定時に設定した任意のPWDです。

ファイルサーバー

windowsからアクセスできる共有サーバと言えばsambaです。たぶん。

今回はラズパイ4にsambaサーバーを導入したいと思います。

【参考】ラズパイマガジン

ラズパイ公式のマガジンサイトが説明してくれています。

Build a Samba file server — The MagPi magazine
Use Samba/CIFS to share a Raspberry Pi directory with other computers on a network

Raspbery Pi 4 各種バージョン

pi@raspberrypi:~ $ cat /etc/debian_version 
10.4

pi@raspberrypi:~ $ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID:	Raspbian
Description:	Raspbian GNU/Linux 10 (buster)
Release:	10
Codename:	buster

pi@raspberrypi:~ $ unamae -a
Linux raspberrypi 4.19.118-v7l+ #1311 SMP Mon Apr 27 14:26:42 BST 2020 armv7l GNU/Linux

事前に以下のコマンドで各種アプリを最新にしています。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade

samba

sambaインストール

以下のコマンドでsambaをインストールしましょう。

pi@raspberrypi:~ $ sudo apt-get install samba

途中、以下の画面でDHCPサーバからWINS設定の有無を聞いてきますが「いいえ」でOKです。

続行するか聞いてきたら「Y」でEnter

続行しますか? [Y/n] Y

共有フォルダ作成

他のPCと共有する任意のフォルダをラズパイ内に作成します。

ここでは「/home/pi/」の直下に「share」フォルダを作成します。

pi@raspberrypi:~ $ mkdir /home/pi/share

コマンドで確認してみてください。

pi@raspberrypi:~ $ ls
Bookshelf  Desktop  Documents  Downloads  Music  Pictures  Public  Templates  Videos  julius  share

ちゃんとshareフォルダが作成されています。

設定ファイルの編集

「smb.conf」を編集して共有フォルダやアクセス権限などを設定します。

pi@raspberrypi:~ $ vim sudo vim /etc/samba/smb.conf

vimなんてコマンドねーよ!と怒られたら別途インストールしてください。

editorはお好みでどうぞ。

$ sudo apt-get install vim

confファイルは予め各種パラメータが記載されていますが、ファイル末尾に以下のパラメータを追記するだけです。

# 省略
[share]
	comment = share
	force user = pi
	guest ok = Yes
	path = /home/pi/share #先ほど作成した共有フォルダのパスを指定する
	read only = No #アクセスユーザにwrite権限を与える
smb.confで利用可能な全てのオプションはこちら

設定ファイルの書式を確認する

以下のコマンドで書式が正しいか確認できます。

$ testparm

sambaユーザのパスワードを設定

pi@raspberrypi:~ $ sudo smbpasswd -a pi
New SMB password:
Retype new SMB password:
Added user pi.

ラズパイを再起動

$ sudo systemctl restart smbd

これでラズパイのsamba設定は完了です。

windowsからアクセスできるか試してみましょう。

windowsからラズパイへアクセスする

エクスプローラーで下記のアドレスにアクセスするのが簡単です。

\\192.168.*.*\share

バックスラッシュは「¥」に置き換えてください。

まとめ

  • sambaサーバは比較的簡単に構築できる
  • ラズパイをNASにしても面白そう( OpenMediaVault )
  • ラズパイ4はUSB3.0/1000Base-Tなのでファイル共有につよつよ(多分)

次はUSBマイク繋げて音声認識ソフト動かしてるんだけどなかなか厳しい(小並感)

上手くいったら公開します(爆)

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