ちゃんとした水槽台が欲しい
我が家の水槽のサイズはおおよそ幅510×奥270×高300mmです。
今まではダイニングテーブルやら物置やらまともな場所に設置したことがありませんでした。
メンテナンスも難しいし、安全性も低い・・・・
ってことでメーカーさんが売っている水槽台をまず物色してみたところ・・・・
GEX
強度的に大丈夫かこれ?
コトブキ
お高い
どの水槽台を見てもイマイチ触手が動かないんですよねwww
そして考えた訳です。
既製品はどれもロマンが無い・・・・・
「せや!自作したろ!」
結局のところ自作するより、買ったほうが安く済むのでは・・・?
youtube
水槽台の設計
まず、構造とデザインを考えます。
概ね以下の方向で作りたいと思います。
基本方針
- 骨組みは2×4の木材だけで作成する
- 水槽サイズは横60×奥行30×高45cmを想定(拡張性を考慮)
- 棚板は強く平らな木材を使う(合成材など)
- なるべく10mm(1cm)単位で材料をカットする
設計図
構造
骨組みは非常にシンプルで「柱」「ボックス」「棚板」部分があるだけです。
寸法はおおよそです。
低予算の設計かつ最低限の強度を持たせた結果、スパルタンな水槽台になりましたww
2xBuilder
設計ソフトは「 2xBuilder 」を使用しました。
XP世代のアプリですがwindows10でも動くところが強い。
作者さんのサイト(geocities)も終了してるので入手が困難ですが大変便利で未だに利用させていただいております。
ただ、今回の水槽台は造りが簡素なのでソフトを使わず紙に書いても充分に設計可能です。
caDIY3D
現在は「caDIY3D」というソフトになっているようです。
後継ソフト、ということでは無いみたいですが (作者さんが会社を説得してイチから作成したらしい) 2xBuilderの設計図をコンバートしてくれるソフトもあるようです。
有料ですが、30日間は無料で体験できるので興味がある方は以下のリンクからどうぞ。
用意するもの
木材
2×4
棚板以外の柱、ボックス部分は全て2×4材です。
ホームセンターでは床に並べてみて歪みや捻じれが少ないものをチョイスしてください。
購入ついでにカットしてもらえると楽です。
木取り図
2×4材を4本使えば自作できちゃうんやで!ヒャッハーーーーーー!
パイン集成材
水槽台を置くための棚板で使用します。
ここだけは歪みが許容できないため、比較的強く真っすぐな木材を採用します。
画像の中には2枚ありますが、1枚で設計します(予備用)
ちな厚さは18mm。
丸棒
バルサ材でできた8mmの丸棒です。
ビスの目隠し用途で使います。
本当は木ダボが欲しかったのですが近くのお店にはありませんでした・・・orz
バルサ材は柔らかく、加工しやすいので切断作業が楽でした。
クランプ
今回一番大活躍した工具です。
木材の仮止めで威力を発揮しました。
大は小を兼ねる。
600mm対応のものを2つ用意しました。
ネジで絞めこむタイプよりも固定力は弱いですが、ボンドが乾くまでの仮止めなら十分です。
何よりグリップするだけで絞めこみ可能なので大変スピーディで楽です。
その他工具
電動ドリル、ハンドソー、やすり(#320)が必要です。
ボンド、ネジは家にあるもので。
ツーバイフォー定規は下穴を開けるためのマーキングに便利です。
モノが揃ったら早速組み立てていきましょう。
組み立て
ボックスの作成
脚と棚板のためのボックスから作成していきます。
クランプを使って木工ボンドで接着しましょう。
このとき、下に棚板などを置いて地面を平らにしておくと、造りが正確になります。
これを2個作成します。
ビス穴の目隠し
ボンドが乾いたらネジ留めしていきます。
ツーバイフォー定規があればマーキングが簡単です。
2×4材は厚みが38㎜もあります。
長いビスを持っていなかったので、下穴を20mmほど8Φのドリルで空けてからビス留めします。
・・・穴が気になりますよね?www
ここで用意しておいた丸棒を突っ込みます。
ハンドソーで横から切断してやすり掛けすると・・・・
下穴が見事に埋まります。
全てのビス場所に施工しました。ちょっと面倒くさいですが楽しかったwww
やすりがけ
ビス留めが終わったら全体的に#320でやすり掛けします。
ダイソーで見つけたこの「サンドペーパー工具」、便利でおすすめです。
中を開けると釘があり、ペーパーを固定できる仕組みになっています。
柱の組みつけ
作成したボックスの四隅にボンドで固定していきます。
ここでもクランプが大活躍!
ここでは内から外へ押し付けたいので、クランプの向きを変えて設置しています。
突っ張り棒は調整用です(汗)
柱もボンドが乾いたらビスで固定しておきましょう。
ビス穴の重複に注意
赤丸はボックス固定、緑丸は柱固定の穴です。
ネジが木材の中で衝突しないよう、穴を開ける位置に注意しましょう。
引っくり返してもう一つボックスを柱に同じように作成します。
このとき、水平器で水平をしっかり出しておきましょう。
水平が出ていない場合はボックスの位置を微調整すれば何とかなりますw
最後に棚板を置いてビスで固定すれば完成!
お疲れ様でしたーーーーー
水槽の移動
とりあえず前回作成したPCデスクの隣へ。
水槽を移動するときは必ず水を抜いてから移動させましょう。
完成
60cm水槽が欲しくなってきた・・・・www
費用合計
パーツ(用途) | 寸法 | 個数 | 価格 |
パイン集成材(棚板) | 600×300×18mm | 1 | 850円(@850円) |
2×4(柱とボックス) | 上記参照 | 4 | 1,520円(@380円) |
丸棒(目隠し) | 900mm | 1 | 100円 |
TOTAL | 約2,470円 |
3,000円以内でまとまりました(・ω・)ノ
まとめ
- 2×4材で自作すれば超ローコストかつ屈強な水槽が作成可能
- 目隠しは手間だけど、とってもオシャンティーな仕上がりでおすすめ
- 動画も撮ったのですがいつ編集しよう・・・
- 素人が作成しています。インスパイアしたくなったら自己責任で(ry
自作水槽台はロマンの塊です。
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