水カビ病とは
水槽内に存在するカビが生体の表面に付着し、白いモヤのような綿が体表を覆ってしまう病気です。
画像では分かりづらいですが、ベタの体表に薄く白いカビが全体的に付着してしまいました。
水温の低下や抵抗力が落ちたときに罹患することが多い模様・・・
まだこの時点では元気なのですが、早めに対処したほうが良いです。
水カビ病にはメチレンブルー、グリーンFリキッドなどが有効な薬のようなので薬浴してみました。
この後けっこうな重篤状態になりましたので、毎日の観察と早めのケアを推奨します。
メチレンブルーの薬浴方法
手元に保管していたメチレンブルー水溶液を使用しました。
用法としては本剤10mLを水約40L~80Lの割合で溶解させて薬浴させる、とのこと。
また、水カビは塩も効果的なようなので、食塩を一つまみ投入することに。
▼実際はジャム瓶に飼育水を600mLほど入れてメチレンブルーを3滴ほど投入しました
ちょっと少ないかな?と思いましたがベタが無事なら様子を見ながら薬剤を増やす作戦です。
薬浴24時間後
すぐに効きました・・・・
一晩でベタの体色が薄れて真っ白に。
また水の匂いは何かが腐った匂いがします。
画像の青く変色している部分が水カビでしょう。
もうこの時点でベタさんは虫の息です。
すぐに水は全換水、メチレンブルーを同じ用量で3滴加えました。
薬浴48時間後
完全に峠を越した模様で体表の色が戻ってきました。
ちなみに餌は無しで完全断食です(与えても食べてくれません)
24時間ごとに全換水、メチレンブルーの投薬を引き続き行いました。
薬浴72時間後
撮影時にカメラの補助光を当てているので明るく見えますが、実際は48時間後と見た目は変わりありません。
全換水を薬浴を続行です。
ちょっとづつ青く染色された水カビ部分が濃くなってきた気がします。
薬浴144時間後(6日後)
薬浴を開始してから約1週間が経過しました。
断食状態が続いているので体力的に怪しくなってきたため解放しました。
ベタの体表を見ると見事にカビは消えたようです。
一時期は覚悟もしましたが、何とか回復してくれたようでホっとしました。。。
その後は再発も無く、元気に餌を食べています。
ヒレや鱗がダメージが多少出ていますが健康になれば自然と治ります。
魚の病気に対する対処法ってネットを徘徊してもベストな対処法ってなかなか見つからない気がするんですよね・・・
世のアクアリストさんは皆どうやって対処しているのか・・・
アクアリスト全体で利用できるナレッジみたいなのがあれば良いのになぁ
あるかもしれんけど
まとめ
- 水カビ病にはメチレンブルーと塩が有効
- 病気は早めの対処が大切
- 毎日の観察を怠らないようにしよう
魚の病気の診断と対処って難しいよね・・・
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