ブラインシュリンプとは
小型の甲殻類で「アルテミア」と広く呼ばれている小さなエビちゃんのことです。
元々塩水湖に住んでいる種類で、その卵は休眠卵と呼ばれ長期間の保存に耐えます。
熱帯魚を飼育している方には主にブラインシュリンプの卵として広く知られている餌です。
また、ブラインシュリンプ自体の飼育も可能で約1か月ほどで成体になり、繁殖することができます。
ブラインシュリンプの用途
主に稚魚や小型魚、メダカなどの生餌として使用されることが多いです。
生まれて間もない稚魚は口が小さいので大きな餌は食べられず、栄養失調に陥りやすいのですがブラインシュリンプはとても小さいので稚魚でも接種可能です。
我が家でもベタの繁殖にチャレンジしており、稚魚の育成に役立ってもらおうとブラインシュリンプの孵化に挑戦してみました。
ブラインシュリンプの孵化方法
ブラインシュリンプの孵化方法は大きく分けて2種類あるようです。
- エアレーション方式
- 皿式
エアレーション方式
エアーポンプを別途用意する必要があります。
イメージ的には以下の様な構造になります。
水槽にペットボトルなどの容器を入れてエアーポンプからチューブを伸ばして空気を供給し、ボトル内でシュリンプをエアレーションさせながら孵化させる方法です。
常に酸素を供給するため、孵化率は皿式と比べて高そうです。
容器は自前でも良いですが、各社からハッチャーとして発売されている市販品も評判が良さそうですね。
皿式
皿式では別途エアーポンプを用意する必要がありません。
平たいお皿だけで孵化させることが可能です。
今回は気軽に試せる「皿式」で試してみようと思います。
プラ容器を準備する
スーパーの食品トレイとして廃棄予定のプラスチック容器を用意しました。
皿式はエアレ無しなのでなるべく平たい容器のほうが水が空気に触れやすいです。
水と塩を入れる
水道水1リットルに対し、食塩20グラムの割合で塩水を入れます。
割と適当でも孵化できます。
私の場合は画像のプラ容器に塩小さじ1杯程度です。
ちょっと舐めてみて少しショッパイかな、程度で充分でした。
水温は28℃を推奨
皿式の場合は水槽内に設置できないので水温調整が難しいです。
このときの室温は約20℃でしたが無加温で24時間程度で孵化しました。
極端に温度が低くなければヒーター等は必要ありません。
ブラインシュリンプの卵を入れる
食塩水が1リットルなら約1gほど入れる、と説明書にありましたが程ほどでOKです。
あまり多いと余りますので少な目で試すことを推奨します。
24時間放置する
皿式は1日ほど放置するだけです。
簡単で良いですね。
孵化の様子
小さくてビクンビクンしてるのがブラインシュリンプです。
わっさ~~~
スポイトでシュリンプを吸い取る
ブラインシュリンプは光に集まる習性(正の走光性)があります。
そこをスポイトで狙い撃ちで吸い取りましょう。
▼塩水を水槽に直接入れたくないので、お茶パックなどで濾すと便利です
魚たちは食いつくのか
ベタの成魚など大き目の熱帯魚はあまり食べませんでしたwww
アカヒレ、テトラ系など小さめの魚はパクパクと食いつきが良かったです。
ベタの稚魚にも与えてみようと試みたのですが、シュリンプが孵化する前に★になってしまいました・・・( ;∀;)
ベタの繁殖にめげずにチャレンジ中なので、稚魚がブラインシュリンプを食べる様子を確認できたら報告したいと思います。。。
ブラインシュリンプにも賞味期限が存在します
箱の側面に期限の記載があります。
これを大きく過ぎてしまうと孵化率が大きく下がるのでご注意ください(体験済)
まとめ
- 皿式ならお手軽にブラインシュリンプの孵化を試せます
- 孵化率重視ならエアレーション方式がオススメ
- 賞味期限には注意しよう
ベタの繁殖難しくて心が折れそうです・・・
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